頭痛に関する豆知識
【頭痛を間違いやすい病気の見分け方31】
〇口腔内の痛みにも注意4
舌炎には、萎縮性舌炎、アフタ性舌炎、カタル性舌炎などがありますが、
頻度が高いのは異種性とアフタ性のものです。
【頭痛を間違いやすい病気の見分け方30】
〇口腔内の痛みにも注意3
舌痛症は、痛みの為に食事や睡眠が障害されることはありません。
圧倒的に中高年の神経症傾向の強い女性に多く、心因的要素が大きく
関与しているものと考えれられています。
【頭痛を間違いやすい病気の見分け方29】
〇口腔内の痛みにも注意2
舌痛症では、舌の色調・形態・昨日になんら異常がみられないにもかかわらず、舌の先端や下の
周辺部がヒリヒリ、ビリビリと痛みます。
口腔内の乾いた感じや味覚異常を伴うことが多いのが特徴です。
【頭痛を間違いやすい病気の見分け方28】
〇口腔内の痛みにも注意1
頭痛と間違えやすい痛みが、舌から発生することもあります。
舌の痛みを引き起こす原因としては、舌痛症、舌炎、舌潰瘍、舌ガンなどがあげられます。
【頭痛を間違いやすい病気の見分け方27】
〇副鼻腔炎や緑内障がもたらす顔面痛5
緑内障は放置しておくと失明の危険性がありますので、
緑内障が疑われた場合、患部を冷やして至急眼科の診察を受けてください。
一般に視力・視野に異常を伴う顔面痛が起こったら、病院んで精密検査を受ける必要があります。
【頭痛を間違いやすい病気の見分け方26】
〇副鼻腔炎や緑内障がもたらす顔面痛4
緑内障は、目の圧力が高まる病気です。眼圧が高まると、嘔吐、かすみ目、結膜の充血などの
様々な症状とともに顔面痛を起こすことがよくあります。
【頭痛を間違いやすい病気の見分け方25】
〇副鼻腔炎や緑内障がもたらす顔面痛3
急性副鼻腔炎では副鼻腔内の圧力が急に高まるため、群発頭痛にも似た激しい痛みを起こします。
【頭痛を間違いやすい病気の見分け方24】
〇副鼻腔炎や緑内障がもたらす顔面痛2
副鼻腔炎には慢性のものと急性のものがありますが、日本人によくみられるのは
慢性副鼻腔炎です。この場合、鼻詰まりと共に、前頭部から顔面にかけて
「じわーっとした」鈍い痛みが続くのが特徴です。
【頭痛を間違いやすい病気の見分け方23】
〇副鼻腔炎や緑内障がもたらす顔面痛1
鼻や目の病気から起こる頭痛として、副鼻腔炎(蓄膿症)や緑内障でも
顔面痛が生じます。
副鼻腔とは、鼻の周囲の顔面骨の中に広がる空洞のことを言い、鼻汁を作る働きをしています。
この副鼻腔に炎症を起こし、膿が溜まる症状が副鼻腔炎です。
【頭痛を間違いやすい病気の見分け方22】
〇こめかみの血管の炎症「側頭動脈炎」2
側頭動脈炎の痛みを放置していると、目が見えなくなったり、心筋梗塞を起こす恐れもあるので、
早いうちに副腎皮質ホルモン製剤を投与することが重要です。
但し糖尿病なおdの合併症がある場合には副腎皮質ホルモン製剤の投与ができないので、
星状神経節ブロックや側頭動脈周囲への局所浸潤麻酔を選択すべきでしょう。
【頭痛を間違いやすい病気の見分け方21】
〇こめかみの血管の炎症「側頭動脈炎」1
側頭動脈炎は、側頭動脈(こめかみの血管)が炎症を起こす病気で、高齢の女性によくみられます。
片側あるいは両側の側頭部や後頭部に強い痛みが走り、時にはきりで刺されたような激痛を自覚します。
また、ものを噛んでいるとますます痛みが増強することもあります。
【頭痛を間違いやすい病気の見分け方20】
〇「舌咽神経痛」と「翼口蓋神経痛」6
治療法としては、後鼻咽孔への局所麻酔薬の噴霧により、痛みを軽減することができます。
疼痛の範囲は眉毛以下の部分に限られていることから、
"low-half headache"と呼ばれ、時には自律神経失調のような症状を伴うこともあります。
【頭痛を間違いやすい病気の見分け方19】
〇「舌咽神経痛」と「翼口蓋神経痛」5
30~50歳で発症することが多く、鼻の片側から同じ側の眼球、上顎、耳、後頭部、
後頚部などに広がっていく発作性の激痛を生じるのが特徴です。
また、上顎の大口蓋孔には圧迫されたような痛みが起こります。
【頭痛を間違いやすい病気の見分け方18】
〇「舌咽神経痛」と「翼口蓋神経痛」4
また、蝶形骨洞(鼻の周囲にある鼻腔の一つ)の炎症が、翼突管
(蝶形骨翼状突起の基部にある管)に波及して神経痛を起こすとも考えられています。
【頭痛を間違いやすい病気の見分け方17】
〇「舌咽神経痛」と「翼口蓋神経痛」3
鼻腔の加湿、加温、涙腺の分泌を調節する副交感神経節である翼口蓋神経節の異常によっても
顔面痛を生じます。この神経節では、知覚神経、交感神経うがシナプスを変えずに
通過するため、顔面深部の痛みに関与する可能性が大きいと考えられます。
【頭痛を間違いやすい病気の見分け方16】
〇「舌咽神経痛」と「翼口蓋神経痛」2
舌咽神経痛の痛みは通常、数十秒から数分間続きます。
五十歳代に多く見られ、男女差はありません。
扁桃部にあるトリガーポイントに局所麻酔薬を噴霧することで痛みを抑えられます。
【頭痛を間違いやすい病気の見分け方15】
〇「舌咽神経痛」と「翼口蓋神経痛」1
舌咽神経は、舌の後方三分の一の領域の近くを支配する脳神経です。
食べ物を飲み下した李、会話をしているときなどに耳の奥、扁桃、舌の付け根、咽頭に
電気が走るような痛みが生じると、舌咽神経痛が考えられます。
【頭痛を間違いやすい病気の見分け方14】
〇三叉神経炎4
中耳炎の炎症が錐体先端部に及ぶと三叉神経痛と外転神経麻痺を生じることがあり、
これをGradenigo症候群と呼んでいます。
【頭痛を間違いやすい病気の見分け方13】
〇三叉神経炎3
上顎、下顎、頭頚部のがんによって起こる顔面痛では、三叉神経が関与していることが多くあります。
癌が頭蓋内へ浸潤して起こる三叉神経痛は、Raeder症候群といわれ、
三叉神経第一枝の領域を中心に、持続的な痛みを生じます。
【頭痛を間違いやすい病気の見分け方12】
〇三叉神経炎2
癌の浸潤による三叉神経炎では、三叉神経の運動枝を巻き込み、
咬筋(物を噛む筋肉)の萎縮を伴うことがあります。
【頭痛を間違いやすい病気の見分け方11】
〇三叉神経炎1
主に三叉神経の第二、第三枝の障害により、異常感覚と痛みを生じる病気です。
その原因としては、帯状疱疹のほかに単純疱疹、がんの浸潤、サルコイドーシス(原因不明の
肉芽腫ができる病気)、多発性硬化症、膠原病による神経炎などがあげられます。
また、外傷や手術に起因する場合もあります。
【頭痛を間違いやすい病気の見分け方10】
〇帯状疱疹と帯状疱疹後神経痛2
多くの場合、水疱がきえてしまえば痛みは自然と消失しますが、
水疱焼失後も頑固な痛みが長年残ってしまうこともあり、
これを帯状疱疹後神経痛と呼んでいます。
帯状疱疹後神経痛では、知覚過敏や知覚麻痺などの症状を多く伴います。
【頭痛を間違いやすい病気の見分け方9】
〇帯状疱疹と帯状疱疹後神経痛1
帯状疱疹は水痘と同じウイルスによって起こるもので、
三叉神経痛の第一、二枝領域に多く発生します。
水疱が形成されるのに先立って痛みが生じることが多いため、
しばしば頭痛と間違われることがあります。
【頭痛を間違いやすい病気の見分け方8】
〇群発頭痛と間違いやすい「三叉神経痛」8
続発性三叉神経痛には、帯状疱疹、帯状疱疹後神経痛、三叉神経炎などがあります。
【頭痛を間違いやすい病気の見分け方7】
〇群発頭痛と間違いやすい「三叉神経痛」7
三叉神経痛には、本態性三叉神経痛のほか、続発性三叉神経痛というものがあります。
続発性三叉神経痛は、感染と炎症、腫瘍、血行障害などが原因で起こります。
続発性のものは本態性のものにくらべ、鈍い痛みが持続するのが特徴です。
【頭痛を間違いやすい病気の見分け方6】
〇群発頭痛と間違いやすい「三叉神経痛」6
三叉神経痛は、しばしば歯肉にも痛みを生じさせるために虫歯とも間違われやすく、
歯科で不必要な抜歯を受けることも少なくありません。
痛みを解消するためには、適切な診断を必要とします。
【頭痛を間違いやすい病気の見分け方5】
〇群発頭痛と間違いやすい「三叉神経痛」5
三叉神経痛は、激しい痛みが突然顔面に現れるという点で、よく群発頭痛と間違われることが
ありますが、群発頭痛では、目の奥のほうが痛むのに対し、三叉神経痛は
顔の表面の痛みです。また、群発頭痛のように小一時間続くことはありません。
【頭痛を間違いやすい病気の見分け方4】
〇群発頭痛と間違いやすい「三叉神経痛」4
三叉神経痛には、トリガーポイントというものがあり、そこを触ったり刺激したり
することで、痛みが誘発されます。
したがって、髭剃り、洗顔、食事、会話などの動作が引き金になるのです。
【頭痛を間違いやすい病気の見分け方3】
〇群発頭痛と間違いやすい「三叉神経痛」3
三叉神経痛の特徴は、一瞬の刺すような痛みです。
顔に電気が走るような、あるいは針で刺されたような、短い発作痛が起こり、洗顔、歯磨き、
食事などをすることが困難となります。
【頭痛を間違いやすい病気の見分け方2】
〇群発頭痛と間違いやすい「三叉神経痛」2
この三叉神経痛は、40歳以降、特に50~70歳代の年齢層に良く起こり、
やや女性に多く見られる傾向があります。
通常は、顔面んお片側が痛むものですが、ごくまれに両側が痛む場合もあります。
【頭痛を間違いやすい病気の見分け方1】
〇群発頭痛と間違いやすい「三叉神経痛」1
三叉神経は、顔面の近くを脳に伝える神経です。
三叉神経が脳幹部から出たあたりで、前下小脳動脈や後下小脳動脈の血管によって圧迫され、
刺激を受けることで顔面に痛みが発生します。
【迅速な対応が必要な症候性頭痛32】
慢性硬膜下血腫のほかにも、急性緑内障、一酸化中毒などでも急性の頭痛を生じ、
迅速な対応を必要とします。また、上矢状静脈血栓症では脳の循環障害をきたして
脳梗塞や二次出血を引き起こします。
この場合には、頭蓋内の圧が高まることによって頭痛が発生します。
【迅速な対応が必要な症候性頭痛31】
〇慢性硬膜下血腫5
いずれにしろ慢性硬膜下血腫は早期発見が難しい病気なので、慢性頭痛と共に
物忘れ、手足のまひなどの症状がでてきたら、すぐに脳神経外科の診察を受けるようにしましょう。
【迅速な対応が必要な症候性頭痛30】
〇慢性硬膜下血腫4
問題はお年寄りの場合で、自分では覚えていないような軽い打撲でも、
慢性硬膜下血種になることがあります。そのため、老人性痴呆症と間違われることが
多いです。また、酔って転倒し、頭を打ったことを覚えていない場合も、外傷を受けた時期が
はっきりしないことがあります。
【迅速な対応が必要な症候性頭痛29】
〇慢性硬膜下血腫3
頭に血が溜まるといっても決して恐ろしい病気ではなく、ほとんどの場合が適切な治療で
完全によくなります。しかし、手遅れになると意識が無くなったり、重大な病気を
招いたりすることもあるので注意が必要です。
【迅速な対応が必要な症候性頭痛28】
〇慢性硬膜下血腫2
慢性硬膜下血腫において、静脈からの出血は少ない為、受傷後1~2か月かけて徐々に血液が
たまってくるのですぐには症状は現れません。
頭部外傷の1~2か月後に症状が現れますが、慢性的な頭痛のほかに半身不随やボケなどの
意識障害を伴うのが特徴です。
【迅速な対応が必要な症候性頭痛27】
〇慢性硬膜下血腫1
慢性硬膜下血腫は、CTによって容易に診断できる外傷性の病気ですが、
頭をぶつけた直後だとまだあまり出血していないため、判断がつかないのが厄介なところです。
脳から硬膜に行く静脈が打撲の為に切れて、
硬膜とくも膜の間に出血を起こすことで発症します。
【迅速な対応が必要な症候性頭痛26】
〇脳腫瘍5
また、腫瘍のできる場所によって特異的に現れる少女として、思ったものの名前が出てこない
失語症、手足を自由に動かせなくなる運動麻痺、ものが二重に見えるなどの視覚障害、
体のバランスがとれなくなってふらついたりする平衡障害などがあり、
このような症状が現れたら要注意です。
頭の芯がズーンとくるような重苦しい持続性の頭痛にこれらの症状が伴うときは、
迷わず脳神経外科を受診して下さい。
【迅速な対応が必要な症候性頭痛25】
〇脳腫瘍4
脳腫瘍は良性であれ悪性であれ、死zんに消えて治癒することはなく、
一度痛みがはじまったら腫瘍を摘出してしまうまで痛みは決してなくなりません。
また、脳腫瘍は毎日少しずつおおきくなり、これに応じて頭痛もひどくなっていくのが普通です。
痛みは朝方に起こることが多く、いきんだり、力を入れたときにも痛みを感じます。
【迅速な対応が必要な症候性頭痛24】
〇脳腫瘍3
脳腫瘍は頭の全体、あるいは一部分に重苦しい鈍痛が続くのが特徴で、
嘔吐やけいれん発作を伴います。
腫瘍によって脳の中の圧力が高くなることによって、
このような症状が引き起こされるのです。
【迅速な対応が必要な症候性頭痛23】
〇脳腫瘍2
脳腫瘍の症状としては、頭痛、嘔吐、うっ血乳頭(眼底のむくみ)、けいれんなどが
あげられますが、うっ血乳頭は眼底検査によってわかります。
(なお、脳腫瘍の3分の1では頭痛を認めません)
【迅速な対応が必要な症候性頭痛22】
〇脳腫瘍1
ひどい頭痛が続いたりすると、「脳腫瘍ではないか」と多くの患者さんが不安がるほど
脳腫瘍は有名な病気です。
原因ははっきりとはわかっていません。
脳腫瘍には、腫瘍が急に増殖することの無い良性のものと、
急激に増殖し、周囲の組織を破壊して脳内のほかの場所に広がる悪性のものとがあります。
多くは良性のものですが、悪性のものは摘出しても、再発の可能性も高くなっています。
【迅速な対応が必要な症候性頭痛21】
〇髄膜炎4
ウイルス感染によるウイルス性髄膜炎は、頭痛の症状も割と軽く、よほど免疫力が低下
していない限りは特に治療を必要とせず、自然に回復します。
しかし、細菌感染による細菌性髄膜炎では、高熱と共に激しい頭痛を起こし、
しばしば日取り吐き気を伴うことがあります。
治療が遅れると脳に後遺症を残し、死に至ることもあるのです。
【迅速な対応が必要な症候性頭痛20】
〇髄膜炎3
風邪やインフルエンザn場合にも高熱が出て頭痛を起こすことがありますが、
髄膜炎の場合は首から後頭部にかけての痛みが強く、首の後ろ側がかたくなる「項部硬直」を
起こすのが特徴です。また、頭を振ったり、いきんだり、体を動かしたりすることによって
痛みがさらに強くなります。
【迅速な対応が必要な症候性頭痛19】
〇髄膜炎2
主な症状としては、緊張型頭痛とよく似た痛みが起こり、発熱を伴うのが特徴です。
そのほか、嘔吐や意識障害、けいれんを伴うこともあります。
【迅速な対応が必要な症候性頭痛18】
〇髄膜炎1
髄膜炎は、脳や脊髄を包んでいる軟膜とくも膜との間にウイルスや細菌が感染し、
炎症が起こる病気です。
炎症が脳まで広がると脳炎となります。
【迅速な対応が必要な症候性頭痛17】
〇くも膜下出血7
くも膜下出血は典型的な激しい頭痛発作に先立ち、一週間くらい前に、これまでに経験したことの
ないような頭痛が起こる場合もあります。
また、突然ものが二重に見えるような症状が発生することもありますが、
これはくも膜下出血の前ぶれで、極軽度の出血によるものです。
この時点でくも膜下出血と診断することができるので、適切な治療を行うことが明暗を分けると
いえるでしょう。
【迅速な対応が必要な症候性頭痛16】
〇くも膜下出血6
くも膜下出血の治療法は、破裂した脳動脈瘤からの再出血を防ぐことですが、
くも膜下出血を起こした人の3割は突然死、4割は何からの後遺症を残します。
完全復帰できるのは3割程度と、最近の医療技術の発達にも関わらず、
治療の難しい病気です。
【迅速な対応が必要な症候性頭痛15】
〇くも膜下出血5
くも膜下出血は、痛みが襲いかかってから1時間くらいの間の処置がその後の症状を
左右します。このような強い症状が起こったら、一刻も早く救急車などで
脳神経外科へ行くようにしてください。
【迅速な対応が必要な症候性頭痛14】
〇くも膜下出血4
くも膜下出血は、痛みの存在する部位によって破裂した動脈を推測することが可能です。
たとえば、全交通動脈瘤が破裂した場合、頭全体が両側性に頭痛が起こり、
内頚動脈瘤や中大脳動脈瘤などが破裂した場合には、腫れつした側に片側性の頭痛を生じることが
分かっています。
【迅速な対応が必要な症候性頭痛13】
〇くも膜下出血3
くも膜下出血は頭痛が起こった際に、吐き気や嘔吐を伴うことがよくあります。
そして、痛み発作が起こった直後から、次第に意識がもうろうとし、
呼吸困難となり、昏睡状態に陥ることもあります。
【迅速な対応が必要な症候性頭痛12】
〇くも膜下出血2
くも膜下出血による頭痛では、突然頭をバットで殴られたような「ガーン」という激しい痛み
に見舞われます。脳動脈瘤の破裂から起こるくも膜下出血の場合、
大量の血液が脳の主幹動脈の周囲に流れ込み、直接的に血管を刺激し、圧迫するため
非常に強い激痛を感じます。
【迅速な対応が必要な症候性頭痛11】
〇くも膜下出血1
頭痛を伴う脳の病気でもっとも恐ろしいのは、なんといってもくも膜下出血です。
くも膜下出血は、脳動脈に脳動脈瘤というコブができ、これが破裂してくも膜下腔に出血することで
発症します。脳を取り囲んでいるくも膜と軟膜の間に出血が起こるのです。
そのほか、脳腫瘍からの出血や脳動脈奇形(先天的な脳血管の異常によって出血が起こること)、
外傷によってくも膜下腔に出血することもあります。
【迅速な対応が必要な症候性頭痛10】
〇脳卒中を起こす病気を未然に防ぐ6
脳神経外科では、CTやMRI、脳血管造影などが行われます。
これらの画像診断によって、生命にかかわる頭痛かどうか直接的、間接的に診断することが
可能です。危険な頭痛のサインがあったら大至急、医師の診断を受けるようにしましょう。
【迅速な対応が必要な症候性頭痛9】
〇脳卒中を起こす病気を未然に防ぐ5
危険な頭痛のサインがあったら、すぐに脳神経外科を受診して下さい。
頭痛で病院を受診する場合は、いつごろから頭痛が起こったのか、どの部分が痛むのか、
頭痛に伴う症状などを自分で把握しておくとスムーズに診察が受けられます。
危険な頭痛には、激痛に加えて嘔吐など普段は感じないさまざまな症状を伴います。
いつもとちがった症状が現れたら早めに専門医を受診しましょう。
【迅速な対応が必要な症候性頭痛8】
〇脳卒中を起こす病気を未然に防ぐ4
さらに、痛みがこれまでに経験したことの無いようなレベルであること、
そして突然に起こる頭痛であることです。
また、激しい痛みを伴ったり、徐々に痛みがひどくなったりする傾向があります。
そのほか、いきんだり、頭を振ったりするとひどくなるといった症状も
危険な頭痛ん特徴といえます。
【迅速な対応が必要な症候性頭痛7】
〇脳卒中を起こす病気を未然に防ぐ3
脳の病気による頭痛では、精神や神経の異常を伴うのが特徴です。
例えば、「高熱を伴う」、「視力が弱くなって見えないことがある」、「意識が侵されて奇妙な
ことを言い出す」、「ボケを伴う」、「手足が不自由になって麻痺やシビレを伴う」、
「言語障害の徴候がある」、「ふらつきがある」などです。
【迅速な対応が必要な症候性頭痛6】
〇脳卒中を起こす病気を未然に防ぐ2
脳卒中を起こす病気としては、脳梗塞、脳内出血、くも膜下出血の3つがあります。
脳血管が詰まるのが脳梗塞で、脳血管が破裂して脳内に出血するのが
脳内出血、同様にくも膜下腔に出血するのがくも膜下出血です。
【迅速な対応が必要な症候性頭痛5】
〇脳卒中を起こす病気を未然に防ぐ1
脳卒中との病名を耳にすることがありますが、脳卒中とは脳の血管が詰まったり
破裂したりして運動障害などを起こす病気で、突然意識を失って倒れ、非常に危険です。
【迅速な対応が必要な症候性頭痛4】
〇危険な頭痛のチェックリスト2
・視力が低下した
・言語障害、記憶障害がある
・手足のまひや平衡感覚の異常がある
・慢性的な倦怠感、脱力感がある
・めまいや嘔吐を繰り返す
・50歳以降にはじめて起こった
【迅速な対応が必要な症候性頭痛3】
〇危険な頭痛のチェックリスト
・突然の激しい痛みが負った
・今までに経験したことの無いような痛みを感じる
・激痛でいつもの鎮痛剤が全く効かない
・徐々に痛みが強くなる
・何かを持ち上げたり咳をしたり頭を振ったりすることで痛みが強まる
・発熱
【迅速な対応が必要な症候性頭痛2】
脳の病気が疑われたら、早めに脳神経外科などを受診して下さい。
一度専門医を受診して精密検査を受け、異常がないかどうか調べてみましょう。
特に突然起こった激痛で意識を失って倒れたり、ボケが始まったり、けいれんや意識混濁がみられたり、
視力や視界に障害あるなどの症状があったときは、
大至急脳神経外科を受診して下さい。一刻も早い処置が必要です。
【迅速な対応が必要な症候性頭痛1】
慢性的な怖い病気が潜んでいることはまれですが、急激に頭痛が起こり、
何らかの異常を伴うような場合には注意が必要です。
脳の病気からくる頭痛の多くは、数時間から数日の経過で
痛みがましてくるものです。
【群発頭痛の薬物療法19】
トリガーポイント注射を行う部位は、ツボのつながりである経絡と対応しており、群発頭痛の場合、
前頭部にある承光、目の周辺にある攅竹、晴明などのツボです。
局所麻酔薬は素早く吸収されるため、群発頭痛に対してきわめて即効性が高い方法とされています。
【群発頭痛の薬物療法18】
トリガーポイント注射は、局所麻酔薬と副腎皮質ホルモン製剤を合わせて注入します。
副腎皮質ホルモン製剤は、腫れや痛みを取り除く作用があるだけでなく、
血管の過度な拡張による周囲の炎症を強力に鎮める効果も併せ持っています。
【群発頭痛の薬物療法17】
耳介側頭神経ブロックでは、硬膜、側頭部の血管への三叉神経の刺激伝達を遮断し、
血管壁の神経由来の炎症を抑制すると考えられています。
【群発頭痛の薬物療法16】
通常、症状や痛みが起こっている場所によってブロックする場所も異なりますが、
群発頭痛に対しては、主として眼窩上神経ブロックが行われます。
また三叉神経叢内へのグリセオールの注入が行われることもあります。
【群発頭痛の薬物療法15】
三叉神経ブロックは、特に三叉神経痛や群発頭痛に効果があるブロック療法です。
三叉神経とは、顔と頭部の近くを支配する農失敬ですが、その名前の通り、三つの枝に分かれています。
そして、そのどころブロックするかによって、眼窩上神経ブロック、眼窩下神経ブロック、
上顎神経ブロック、おとがい神経ブロック、下顎神経ブロック、ガッセリー神経節ブロックの
6種類に分けられます。
【群発頭痛の薬物療法14】
なかでも星状神経節ブロックは全般的な頭痛に対して効果が認められており、
もっとも頻度の高いブロック療法です。群発頭痛の場合も、星状神経節をブロックすることによって
頭部の血管を支配する交感神経の働きを正常化せることが可能となります。
【群発頭痛の薬物療法13】
群発頭痛に対して一般的に用いられているのは、星状神経節ブロック、後頭神経ブロック、
三叉神経ブロック、耳介側頭神経ブロック、トリガーポイント注射、
第二頚髄神経ブロックなどです。
【群発頭痛の薬物療法12】
群発頭痛に対しても、種々の神経ブロック療法が施され、効果を上げています。
神経ブロックは、群発頭痛の発作時に生じる内頚動脈の拡張を抑制し、
痛みの伝達経路を遮断します。
これにより激しい痛みを軽減したり、再発を予防したりできるのです。
【群発頭痛の薬物療法11】
また、群発頭痛の漢方治療としては、呉茱萸湯がよく用いられます。
前駆症状を認めた際に服用すると効果的で、
全身の血液循環を促す代表的な漢方薬です。
【群発頭痛の薬物療法10】
ニカルジピンやベラパミルなどのカルシウム拮抗薬、β-アドレナリン遮断薬、血中ヒスタミン値の
上昇抑制作用を持つ抗アレルギー薬のトラニスト、セロトニンによる内頚動脈の
収縮に拮抗すると言われているメチルセルガイド、抗うつ薬、向精神薬、各種の制吐薬、
抗ヒスタミン薬の塩酸プロメタジン、インドメタシンなどの非ステロイド性消炎鎮痛薬、
副腎皮質ホルモンん製剤など、さまざまな薬剤を使用する方法が検討されているところです。
【群発頭痛の薬物療法9】
群発頭痛の薬物療法としては、基本的に片頭痛とほぼ同様で、血圧を下げる作用をもたらす
薬剤が用いられます。
【群発頭痛の薬物療法8】
群発頭痛の痛みはせいぜい1~2時間ですから、エルゴタミン製剤のような経口剤よりも
皮下へ注射した方が効果は素早く現れます。
しかし、夜間や明け方に多い群発頭痛ですから、そういう時間帯にどうやって病院で
注射してもらうかが課題となっていきます。
【群発頭痛の薬物療法7】
片頭痛に劇的な効果をもたらすとされるスマトリプタンの皮下注射が、
群発頭痛に対しても著しい効果があることがわかっています。
【群発頭痛の薬物療法6】
群発頭痛は、発作がおこる時間帯が頬決まっているので、それに合わせて飲むようにします。
夜間に発作が起こる場合、寝る前にカフェルゴットを一錠飲んでおくと
就寝中の頭痛を予防できます。
但し、薬の有効期限は数時間~6時間くらいなので、明け方に発作が起こる人には
効かないことがあります。その場合、寝る前に2錠服用するといいでしょう。
但し、1週間に10錠以内としてください。
【群発頭痛の薬物療法5】
とはいっても、薬物治療の中心となっているのはやはり酒石酸エルゴタミン製剤です。
これを服用することで群発頭痛の痛みが半減しますが、
10あった痛みが5まで軽減できるのならば、それだけでも有益で、
患者さんの苦痛はかなり軽くなると言えるでしょう。
【群発頭痛の薬物療法4】
また、群発頭痛は前駆症状が起こるのが直前の為、薬の効果が発揮されにくく、
そのため有効率が低いのではないかとも考えられています。
【群発頭痛の薬物療法3】
片頭痛に対しては鎮痛効果の高い酒石酸エルゴタミン製剤ですが、群P積頭痛への効き方は
少し劣るようです。片頭痛では拍動性の「ズキンズキン」という痛みが起こりますが、
群P積頭痛の場合は「ガーン」という強烈な痛みに襲われます。
あまりにも血管の拡張が激しいために、この程度の薬ではなかなか効きにくいのかもしれません。
さらに群発頭痛では片頭痛よりも太い血管が拡張することで起こるとされており、
このことも改善効果があまり得られない原因とされています。
【群発頭痛の薬物療法2】
群発頭痛の治療としては、予防的にメシル酸ジヒドロエルゴタミン(ジヒデルゴット)を服用し、
前駆症状を自覚した時点で酒石酸エルゴタミン製剤(カフェルゴット)を服用する
という方法が一般的にとられています。
【群発頭痛の薬物療法1】
群発頭痛は、あらゆる慢性頭痛のなかでも最も激しい痛みであると言われています。
その激しい痛みを解消したりやわらげたりするため、さまざまな薬物療法が研究されています。
群発頭痛は血管性頭痛のひとつであり、血管の拡張が原因とされており、
その薬物療法はほとんどが片頭痛と同じ場合が多いのです。
【群発頭痛はこうして起こる23】
飛行機に乗ると群発頭痛を起こすことがありますが、
これは気圧の変化や体内時計を調節するメラトニンという物質などが関係していると
考えられています。群発頭痛の治療薬を携帯したり、頭痛発作が起こる可能性のある期間を避けて
外出したりするなどの対策を講じましょう。
【群発頭痛はこうして起こる22】
これは、純酸素を吸入することにより、拡張していた血管が収縮することによりますが、
酸素吸入で効果を得るためには、純酸素を15分程度吸入する必要があります。
酸素吸入を自宅で行うのはなかなか困難で現実的ではありませんが、
あまりにも頭痛の発作が頻繁で耐えられない場合には、酸素業者に頼んで
自宅に大きな酸素ボンベを設置してもらうこともできます。
【群発頭痛はこうして起こる21】
血液中の酸素濃度との関連性もわかってきています。
換気に注意し、発作が起こりそうになったら窓を開放して新鮮な空気を取り込み、
深呼吸を繰り返すといいでしょう。
さらに100%の純さんを吸入することで群発頭痛の激しい発作を抑えることができます。
但し、市販のスポーツ用の小さいボンベでは足りません。
【群発頭痛はこうして起こる20】
ニトログリセリンなどの血管拡張薬も群発頭痛の誘因となることがあります。
ニトログリセリンは狭心症の治療薬として使われています。
このような血管拡張剤を服用している人で、群発頭痛になってしまった人は、
服用に関しては医師と相談するようにしてください。
ちなみに、片頭痛と同様、適量のカフェインも有効です。
群発頭痛の発作が起こったときに、コーヒーなどを飲むことで痛みが和らぎます。
【群発頭痛はこうして起こる19】
そのほかの群発頭痛の要因として、食物に含まれているヒスタミンとの関係が指摘されていますが、
アルコールの中でも赤ワインはヒスタミンが多く含まれているので要注意です。
ちなみにブランデーやウイスキーにはヒスタミンが含まれていませんが、アルコール自体が問題である
可能性が高いので、この際、頭痛期間中はきっぱり禁酒するのが得策です。
頭痛期間が過ぎれば飲酒をしても発作はおきません。
【群発頭痛はこうして起こる18】
群発頭痛は、ある程度決まった時間に起こると言いましたが、飲酒するとそれ以外の時間にも
起こってしまいます。また、アルコールの種類や度数、あるいはお酒に強いか弱いかなどには
関係なく。ほんの少量のアルコールでも群発頭痛が誘発されてしまうのです。
ですから、群発頭痛を持っている人は、頭痛の発生期間中は禁酒をする以外にありません。
【群発頭痛はこうして起こる17】
アルコールによって血管が拡張されると、ノルアドレナリンやセロトニンなどの血管を収縮
させる物質が大量に放出されます。
これらの物質は、人間の体を活性化する交感神経系の物質で、体が活性化すると、
今度は体の活性を抑えようとする副交感神経系が優位に働き始めます。
こうして、副交感神経が優位に働く状況が一時間も続くと、血管が拡張してきますが、
どうやらこの時の血管拡張が群発頭痛を引き起こすと考えられるのです。
したがって、飲酒後すぐに群発頭痛が起こることはほとんどなく、
たいてい飲酒後40分~1時間くらいしてから頭痛が起こり始めます。
【群発頭痛はこうして起こる16】
群発頭痛が起こっている1~2か月間は、アルコールを飲むと必ず発作が起こるようになります。
とはいえ、アルコールが群発頭痛の直接的な原因となるわけではありません。
確かに群発頭痛は血管の拡張によって引き起こされますが、
アルコールによって血管が拡張した程度では群発頭痛は起こらないのです。
【群発頭痛はこうして起こる15】
群発頭痛が片頭痛と異なる点は、これらの前駆症状が発作の約5分前~直前に現れる点です。
余りにも直前であるため、薬物を服用しても薬が胃で吸収される時間的な余裕がなく、
前駆症状をとらえても治療に役立てにくいのが難点です。
【群発頭痛はこうして起こる14】
片頭痛の場合、発作の30分~1時間前に前兆となる症状が現れることがありますが、群発頭痛にも
この前駆症状があります。
群発頭痛の約半数の患者さんにみられ、目の周囲及び上あごや歯肉のあたりに重い不快感が生じ、
急に首が張ってきたり、目の前がかすんだりとの症状を認めます。
また、片頭痛と同様、光や騒音などの刺激によって痛みが悪化することがあります。
【群発頭痛はこうして起こる13】
群発頭痛の発作が起こる頻度にはかなり個人差がありますが、
一般的いに年に1~2回、少ない人で2~3年に1回で、その時期を過ぎれば頭痛は
まったく起こらなくなります。まれに1年中痛みを感じる慢性群発頭痛も存在します。
【群発頭痛はこうして起こる12】
日中に起こることもありますが、その場合は仕事が終わって緊張が解け、
ほっとしてくつろいでいるときに起こることが多いようです。
ストレスや過労を出来るだけ減らし、睡眠をじゅうぶんとるよう心がけることが大切です。
入浴後に発作が起こる場合は、シャワーだけで済ませましょう。
【群発頭痛はこうして起こる11】
群発頭痛は発作の時間帯もだいたい決まっていて、夜間から明け方にかけて起こることが多いようです。
夜間の頭痛は、眠ってから1~2時間後のレム睡眠(脳が目覚めた状態の眠り)のときに
起こると言われていますが、明け方の痛みで目を覚ますことも
少なくありません。
その為睡眠をとることを恐怖に感じることもあります。
【群発頭痛はこうして起こる10】
群発頭痛患者の男女比を見ると、ほとんどが女性である片頭痛に対し、
圧倒的に男性に多く、およそ5対1くらいの発症率となっています。
しかも20~30台の比較的若いうちに発症するのが特徴です。
【群発頭痛はこうして起こる9】
群発頭痛チェックリスト
・ある時を境に1~2か月間毎日痛みが起こる
・春から夏の季節の変わり目に痛みが始まる
・決まった側の目の奥がえぐり取られるように痛む
・じっとしていられないほどの激痛である
・明け方の決まった時間に痛みが起こる
・就寝中、痛みで目が覚めることがある
・いったん痛みがはじまると1~2時間続く
・痛みの発作の前に目の充血や鼻づまりなどの前駆症状がある
・飲酒によって痛みが起こる
・飛行機に乗ったり登山などで気圧が変化すると痛みが起こる
【群発頭痛はこうして起こる8】
群発頭痛は、目の奥から上あごにかけて痛む場合もあり、三叉神経痛や虫歯などと
誤診されることが多い為、正確な日本人の群発頭痛患者数は把握しきれていないのが現状のようです。
【群発頭痛はこうして起こる7】
痛みの継続時間はだいたい1時間程度で、その後は自然に治ります。
片頭痛のように痛みが一日中だらだらと続かないのがせめてもの救いといえるでしょう。
【群発頭痛はこうして起こる6】
この痛みは、ある一定期間(通常は1~2か月、人によっては数週間~数か月間)、
集中して起こります。
まるで群発地震のように毎日のように起こることからこの名がつけられ、
痛みの激しさもさることながら、痛みの発作がいつ再開するかわからない不安感に
苦しむ人も少なくありません。
【群発頭痛はこうして起こる5】
群発頭痛の発作がおこると、激痛と共に痛みのある側の目から涙が流れたり、
結膜(まぶたの裏を覆い、眼球につながる粘膜)が充血したりします。
また、鼻が詰まったり、鼻汁がでたり、顔に汗をかいたり、瞳孔が小さくなったり、
あるいはまぶたが腫れて垂れ下がってくるというような随伴症状が現れることもあります。
これらは血管運動試験機をつかさどっている自律神経(内臓の動きを支配する神経)の異常によって
引き起こされますが、片頭痛のような吐き気や嘔吐は伴いません。
【群発頭痛はこうして起こる4】
片頭痛は痛みが左右に移動することがありますが、群発頭痛は必ず決まった側に痛みが現れます。
また、目の前がかすんだり、急に肩がこったり、頭がぼーっとするなどの前駆症状があります。
【群発頭痛はこうして起こる3】
群発頭痛は、片側の目の奥に激しい痛みが起こるのが特徴です。
その痛みは「目の奥をえぐられるような」とか「キリで目の奥を刺されるような」などと
表現されるくらい激しいものです。
転げまわるほどの激痛に頭を柱にぶつける人もいるほどです。
【群発頭痛はこうして起こる2】
群発頭痛の発作中に血液中のヒスタミン量(かゆみなどのアレルギー症状を生じるアミン類)を測定すると
、約20%増加していることがわかっており、ヒスタミンが群発頭痛の発症になんらかの関わり合いがあるとされています。
また、片頭痛動揺、群発頭痛の発作中に決家期中のセロトニンが低下しているとする報告もあり、
セロトニンとの関連も考えられています。
但し、片頭痛と群発頭痛の症状は全く異なります。
【群発頭痛はこうして起こる1】
一般的にみられる慢性頭痛の一つである群発頭痛は、片頭痛と同じく、頭の内外の血管の拡張
によって引き起こされる血管性頭痛です。
群発頭痛の発作中にMRI(磁気共鳴映像)を調べると、
内頚動脈が30~40%拡張していることが確認されていることから、
内径動脈のような太い血管が拡張することによって起こる痛みだと考えられています。
【片頭痛はこうして起こる76】
マグネシウムを多く含む食品の双璧は、ヒジキと黒豆です。
そのほか、アーモンド、カシューナッツ、大豆類、ホウレンソウ、インゲン、柿などにも
多く含まれています。
これらの食品や市販のマグネシウムのサプリメントを利用して、
1日約400㎎を目安にマグネシウムを摂取すると、3~4週間後には片頭痛発作が
起こりにくくなるとの報告もあります。
【片頭痛はこうして起こる75】
片頭痛を引き起こす誘因であるストレス、月経、飲酒などは、輪をかけてマグネシウムを
欠乏させてしまうのです。
マグネシウムには心臓や血管の動きを正常に保ち、精神を安定させる働きがあり、欠乏すると
血管が過剰に収縮したり拡張したりします。
日頃からマグネシウムを積極的に摂取し、片頭痛を防ぎましょう。
【片頭痛はこうして起こる74】
元来、日本人はマグネシウムが不足がちです。
というのも、日本では栄養素としてミネラル類のなかでカルシウムばかりが重要視され、
マグネシウムは軽視される傾向にありました。
また、日本の水道水がミネラル分の低い軟水であることも無関係ではありません。
意識してマグネシウムを摂取しなければ自然と不足してしまうという環境にあることも
マグネシウム不足を招いていると言えるでしょう。
【片頭痛はこうして起こる73】
マグネシウムを摂取することも片頭痛の予防に有効とされています。
片頭痛の患者さんを調べると、その30~50%がマグネシウム不足に陥っているということが
わかっています。そして片頭痛の発作時には、更に体内マグネシウムのレベルが低下し、
脳内マグネシウムの濃度が一般の人よりも19%も低くなることがわかったのです。
このような結果から、片頭痛の発症にはマグネシウムの欠乏がなんらかの影響を与えると
考えられています。
【片頭痛はこうして起こる72】
星状神経節ブロックに使われる薬は、キシロカインまたはカルボカインという局所麻酔薬で、
副作用の心配はほとんどありません。子供やお年寄り、妊娠中の人でも受けられる
安全な治療法です。
【片頭痛はこうして起こる71】
片頭痛は、「ズキンズキン」という脈打つような痛みからもわかるように、頭蓋の中の血管の
過剰な収縮や拡張によって起こります。つまり血液循環をつかさどっている交感神経が
興奮状態にあることが、血管の過剰な収縮・拡張の原因となっているわけなのです。
したがって、正常神経に局所麻酔を注射し、交感神経の興奮を抑えて正常な状態に戻せば、
血管の過剰な収縮・拡張を抑えることができる、つまり片頭痛を起こらなくすることができるのです。
【片頭痛はこうして起こる70】
星状神経節は、喉の下のところにある神経節(神経が合流している部位)で、ここには血液循環をはじめ、
身体のあらゆる臓器や機関の働きを自動的に調節している交感神経が集まっています。
その交感神経が興奮状態にあると、血行障害をはじめとして、全身的に
様々なトラブルを引き起こすのです。
【片頭痛はこうして起こる69】
片頭痛の治療法としては薬物療法が一般的ですが、薬は起こった痛みを鎮めたり、
ある程度の予防はすることができても、全く片頭痛が起こらないようにすることはできません。
片頭痛が起こらないようにするためには、ペインクリニックで行われる
星状神経節ブロックが効果的です。
【片頭痛はこうして起こる68】
五苓散は、喉が渇いて水分摂取が多い割には尿量が少なく、むくみや吐き気、嘔吐、めまいを
伴う体質の人に用いられます。
胃下垂で胃腸が弱く、冷え性の人の場合は、桂枝人参湯が適しています。
【片頭痛はこうして起こる67】
片頭痛に使われる漢方薬としては、呉茱萸湯、五苓散、桂枝人参湯などがります。
強い痛みに伴い、冷え、首のコリ、嘔吐などがある場合、呉茱萸湯を用います。
数か月連続して飲み続けると、頭痛発作の頻度を軽くしたり、全く怒らなくしたりすることができます。
前兆を感じたときに早めに飲めば発作を予防できます。
【片頭痛はこうして起こる66】
アレルギー体質の人や胃腸障害のある人で、西洋医学による治療が体質に合わないような
場合、漢方薬を試してみるとスムーズに治療が進むことがあります。
医師に相談の上処方してもらいましょう。
【片頭痛はこうして起こる65】
3ヶ月から半年以上続くような慢性の片頭痛の治療に、漢方薬が用いられます。
片頭痛の頓挫治療薬や、予防治療薬を服用しすぎて慢性連日性頭痛に陥ったり、
薬物療法が思うような効果を発揮しなかったような場合、
漢方薬による治療に変えてみるのもいいでしょう。
【片頭痛はこうして起こる64】
塩酸ロメリジンについていえば、血管拡張作用のほか、血管の炎症抑制効果やセロトニン放出の
きっかけとなる血小板凝集抑制効果など、多方面に片頭痛を抑制することが知られています。
そのほか、鎮痛作用もあり、長期に服用しても安全性が高いと考えられています。
【片頭痛はこうして起こる63】
血管が拡張することによって起こる片頭痛に対し、血管を拡張させる薬を使うのは
不思議だと思われるでしょう。実際、片頭痛の予防薬には塩酸ロメリジンに限らず、
血管拡張効果のある薬が多いのです。
片頭痛は、血管収縮に対する反動として血管が拡張することによって引き起こされる頭痛なので、
予防治療薬は血管収縮という第一段階に作用させるわけです。
【片頭痛はこうして起こる62】
塩酸ロメリジンの市販名は、イグシスあるいは寺那須で、いずれも片頭痛の予防治療薬として
1日2回、1錠ずつあるいは2錠を2回服用します。
塩酸ロメリジンは、脳血管に選択的に作用して血管を拡張させ、片頭痛の引き金となる
血管の収縮を抑制すると言われています。
その結果、片頭痛の発作回数を減らしたり、持続時間を短縮したりする効果が
もたらされるのです。また、前兆も起こりにくくなり、吐き気を抑え、嘔吐を防ぎます。
【片頭痛はこうして起こる61】
カルシウム拮抗薬にはいろいろな種類があり、かつてその代表選手といえば、
塩酸フルナリジン(フルナール)という薬でした。
しかし、わが国では、この薬は保険の適応となるのが脳梗塞や
脳出血後遺症に限られており、片頭痛に用いることはあまりなく、
現在は発売中止となっております。
その後、カルシム拮抗薬の一種である塩酸ロメリジンがわが国で初めて
片頭痛の保険適用薬として認められたのです。
【片頭痛はこうして起こる60】
カルシウム拮抗薬(カルシウム・チャンネル・ブロッカーともいう)は元来、
高血圧の治療につかわれている薬です。
それが近年では片頭痛の予防治療薬として中心的な役割を果たすようになってきました。
【片頭痛はこうして起こる59】
片頭痛の頓挫治療薬と予防治療薬を組み合わせることにより、
ほとんどの片頭痛発作を抑制することが可能です。
しかし、中には難治例もあるので、薬物療法だけに頼らず、
生活の工夫や食事の注意を実践していく必要があります。
【片頭痛はこうして起こる58】
抗てんかん薬であるバルプロ酸は、セロトニン系神経細胞の興奮を減少させて
片頭痛の予防効果をもたらします。
また、片頭痛発作がセロトニンと関係深いことから、抗セロトニン薬も
片頭痛の予防治療薬として用いられてきました。
代表的なものには、ジメトチアジンとシプロヘプタジンがあります。
【片頭痛はこうして起こる57】
抗うつ薬のなかでは、アミトリプチリンが片頭痛に有効な薬剤の一つとしてよく知られています。
アミトリプチリンには、抗うつ作用とは関係なく、直接的な抗セロトニン作用があるため、
片頭痛に予防効果があるのです。
【片頭痛はこうして起こる56】
β-アドレナリン受容体遮断薬のなかでよく用いられるのは、塩酸プロプラノロール、
酒石酸メトロプロロールなどですが、これらは頭蓋外動脈壁のβーアドレナリン作動性受容体に
働きかけて、血管の拡張を防止します。
また、血小板へセロトニンが取り込まれるのを阻害したり、セロトニン受容体の働きを
抑制したりする働きがあります。
【片頭痛はこうして起こる55】
そのほか、片頭痛の予防治療薬としては、カルシム拮抗薬、βアドレナリン受容体遮断薬、
抗うつ薬、抗てんかん薬、抗セロトニン薬などがあります。
【片頭痛はこうして起こる54】
片頭痛の予防治療薬には様々なものがありますが、一般的に使われているのが、
メシル酸ジヒドロエルゴタミン(ジヒデルゴット)です。
この薬は、1日3回毎食後に飲むもので、動脈・静脈の両方に作用して
血管を収縮させ、片頭痛を予防します。
但し、心臓病がある人や高血圧のある人にはおすすめできません。
【片頭痛はこうして起こる53】
必要な時のみ服用する頓挫治療薬に対し、予防治療薬は連用することで効果を発揮します。
服用を続けていると、頭痛発作の回数を減らしたり、痛みの程度を軽くしたり、
頭痛の持続時間を短くしたりする効果が期待できます。
そのほか、頓挫治療薬の有効性を高める作用が得られるのです。
【片頭痛はこうして起こる52】
月2回以上、片頭痛を起こすような場合、あるいは月10回以上鎮痛剤や酒石酸エルゴタミン製剤を
服用する場合には、予防治療薬を利用することをお勧めします。
これは、毎日のように頓挫治療薬を服用することによって引き起こされる
薬剤誘発性頭痛を防ぐためです。
【片頭痛はこうして起こる51】
市販の鎮痛薬や消炎鎮痛薬を利用するときは、痛みが起こってから出来るだけ早いうちに
服用するようにしましょう。
薬を服用してから2時間安静にしても痛みが取れないような場合は、他の薬に変えてみるか、
医師に相談して血管拡張予防薬を処方してもらいましょう。
【片頭痛はこうして起こる50】
片頭痛の頓挫療法として制吐薬(吐き気止め)がよく用いられます。
制吐薬としては、ナウゼリンやプリンペランが知られており、
鎮痛薬と吐き気止めを併用すれば、薬の吸収を高め、鎮痛剤の効果を状況できる
メリットがあります。
【片頭痛はこうして起こる49】
発作時に従来よく使われているものといえば、鎮痛薬です。
なかでも、非ステロイド性消炎鎮痛薬が用いられることが多く、
アスピリン、インドメタシンなどは有効性が高いと言われています。
このような鎮痛薬は、酒石酸エルゴタミン製剤を飲んでも頭痛が強くなったり、
治まらなかったりしたときに飲むと効果的です。
【片頭痛はこうして起こる48】
スマトリプタンは、皮下注射なので頭痛発作が起こったときに病院で打ってもらいます。
しかし、効果の即効性に反して、残念ながら今のところ手軽にこの治療を受けられることが
出来ないのが現状です。医師に相談のうえ、適切な処置を受けてください。
【片頭痛はこうして起こる47】
頭痛発作が起こったときに病院でスマトリプタンの注射剤をうってもらえば、
片頭痛や、同じくセロトニン障害で頭痛を起こす群発頭痛にでも有効で、
骨相性のある治療薬として大きな注目を集めています。
【片頭痛はこうして起こる46】
片頭痛の発作が起こってから服用しても効果がない。これが酒石酸エルゴタミン製剤の弱点でしたが、
その限界を補ってくれる新しい薬が登場しました。セロトニン受容体に働きかけて
血管を収縮させるトリプタン系の薬剤です。
これは、スマトリプタン(イミグラン)やゾルミトリプタン(ゾーミグ)があり、
頭痛がピーク時に達しているときでも即効的に効果を現します。
【片頭痛はこうして起こる45】
酒石酸エルゴタミン製剤には強力な血管収縮作用があり、狭心症などの発作を起こす可能性があります。
その為、中年以降の人や心臓に病気のある人、妊娠中の人は、
服用を避けたほうが良いでしょう。
【片頭痛はこうして起こる44】
片頭痛によく効く酒石酸エルゴタミン製剤ですが、毎日服用することは危険です。
連用することによって、逆に血管が広がりやすくなって痛みを生じる
「慢性連日性頭痛」を引き起こすからです。したがって、服用は1週間に10錠を守り、
決して連日服用してはいけません。
【片頭痛はこうして起こる43】
片頭痛の場合、何度か発作を経験するうちに、「あっ、これから頭痛がはじまるな」との予測が
できるようになるはずです。前兆を伴わない場合でも、なんとなく自覚できるものですし、
前兆がある人は閃輝暗点などが起こったら、まず一錠飲めばいいのです。
この薬の効果的な飲み方としては、片頭痛の前兆があったときに一錠、痛みが始まったら一錠、
というのが理想で、頭痛発作の早い時期に服用します。
【片頭痛はこうして起こる42】
酒石酸エルゴタミン製剤は鎮痛剤ではないため、頭痛がひどくなってから服用しても
効果はありません。
頭痛が起こってしまってから服用するとかえって吐き気がひどくなるなど、
症状の悪化を招きます。
【片頭痛はこうして起こる41】
酒石酸エルゴタミンは、脳の血管内のα-アドレナリン受容体を刺激して、セロトニンの働きを抑制し、
農研間を収縮させる働きがある物質です。
セロトニンを介した脳血管の拡張によって片頭痛が起こるメカニズムを考えれば、
的確に効く薬と言えるでしょう。
また、カフェインにも血管収縮作用や頭痛緩和作用があります。
【片頭痛はこうして起こる40】
片頭痛の頓挫療法、すなわち痛みを和らげるための特効薬としてよく使われているのが、
血管拡張予防薬(血管収縮薬)である酒石酸エルゴタミン製剤です。
病院を受診すると、カフェルゴットやクリアミンAなどといった薬を処方されますが、
これらはこの酒石酸エルゴタミン製剤の一つで、酒石酸エルゴタミン、カフェインなどの成分を
含んでいます。
【片頭痛はこうして起こる39】
片頭痛の薬物治療は、大きく二つに分かれています。一つは薬剤を用いて頭痛発作時の痛みをやわらげる
ことを目的とした頓挫療法で、もう一つは頭痛発作の回数を減らすことを目的とした予防療法です。
これからは、現在考えられている片頭痛のメカニズムの分析から期待される効果ですが、
適切な薬剤を使用することが重要です。
なお、片頭痛の特効薬として、セロトニンの受容体に働きかける注射剤も発売されており、
片頭痛患者の8割に即効性が有ることが報告されています。
【片頭痛はこうして起こる38】
鎮痛薬はいわゆる痛み止めで、三叉神経が脳へ痛みを伝えるのをブロックします。
片頭痛の応急対策として、発作が軽いうちに服用すると痛みを軽くすることができますが、
頭痛がひどくなってしまってからでは鎮痛効果は期待できません。
また、頭の血管の拡張によって起こる炎症を抑えます。
血管拡張予防薬は血管が拡張するのを抑え、鎮痛効果をもたらします。
【片頭痛はこうして起こる37】
片頭痛を根本的になくしてしまうような治療法は、残念ながら現在のところ
まだ確立されていません。そのため治療は基本的に、対症療法としての
薬物投与が中心となっています。
片頭痛の治療として一般的に用いられる薬剤には、鎮痛薬や血管拡張予防薬などがあります。
【片頭痛はこうして起こる36】
緊張性頭痛は、頭が締め付けられるように痛むのを特徴としますが、
血管が拡張することによって起こる片頭痛は、頭が締めつけることで痛みが和らぎます。
片頭痛を感じたときにこめかみが痛む部位を抑えると、痛みが軽くなります。
片頭痛の発作が起こったときには、まず痛む場所を圧迫し、冷やし、安静にすることが第一です。
【片頭痛はこうして起こる35】
確定していないとはいえ、血管拡張作用のある食品を大量にとることは
控えたほうが良いでしょう。アルコール類も血管拡張作用がるので、出来れば避けたいところです。
ちなみに赤ワインや日本酒がもっとも片頭痛を起こしやすく、蒸留酒は起こしにくいとされています。
また、片頭痛は空腹時に起こることが多いものです。これは、血糖値が下がると頭痛が生じやすく
なるからです。朝食を抜いたりすると片頭痛が起こりやすくなるので、
規則正しく食事をとることが大切です。
【片頭痛はこうして起こる34】
片頭痛の誘因となる食品としては、卵、豚肉、醸造酒、バナナやアボカド、キャベツ、玉ねぎのほか、
ソーセージ、サラミ、鶏レバー、脂肪の多い食品などがあげられますが、
日本人の場合には、食品との関連性は確定していません。
【片頭痛はこうして起こる33】
チーズやワインには、チラミンという血管に作用する物質が多く含まれているので、
片頭痛のような血管性頭痛を誘発する可能性が有ります。
また、赤ワインは、血小板からセロトニンを遊離させるので、
片頭痛の原因になると考えられています。
【片頭痛はこうして起こる32】
食品に含まれるさまざまな成分も片頭痛の誘発要因として考えられます。
アルコールやチラミン、βフェニールチラミン、亜硝酸塩などを多くふくむ食品が
片頭痛を引き起こす可能性があるとされています。
具体的な食品としては、赤ワイン、チョコレート、チーズ、柑橘類などです。
実際、欧米では片頭痛患者の5~25%がこれらの食品の摂取後に発作を起こしていると
報告されています。
【片頭痛はこうして起こる31】
カフェインを日常的に他院している人(一日に500㎎以上のカフェインを摂取している場合)が、
急に中断したりすると、
逆に片頭痛を引き起こしてしまう場合があります。
これは、カフェインを中断したことによって体内からカフェインが消失し、
その反動として起こる痛みです。
これをカフェイン禁断性の頭痛と言います。
【片頭痛はこうして起こる30】
コーヒー1杯にはカフェインが100~180㎎程度含まれているとされ、片頭痛が起こりそうな時に
早めにコーヒーを1杯飲んでみると、片頭痛発作の予防に役立つことがあります。
但し、カフェインによる片頭痛の軽快は、コーヒーなどを乗用していない人にのみ
効果があるようです。
【片頭痛はこうして起こる29】
カフェインは市販の鎮痛剤などにも多く含まれており、片頭痛治療薬であるエルゴタミンにも
多く配合されています。
これはカフェインがエルゴタミンの吸収を促進し、脳血管収縮作用を持つことによります。
また、カフェインには脳の働きを高めたり、筋肉を収縮させて疲労を改善したりする働きもあり、
リフレッシュ効果をもたらします。
【片頭痛はこうして起こる28】
コーヒー、紅茶などに含まれるカフェインには、脳の血管を収縮させる働きがあることから、
血管の拡張を抑えて片頭痛の痛みをいくらか軽減させます。
頭痛が軽い買には、カフェイン含有飲料を飲んでみるのもよいかもしれません。
【片頭痛はこうして起こる27】
片頭痛の原因としては、他にも「三叉神経説」などもあります。
これは、脳の硬膜の血管の周りにある三叉神経から神経ペプチドが放出され、
神経性炎症を起こし、頭痛を発生させるとする説です。
これらのように、片頭痛の発生に関してはいろいろな説があり、
現段階ではまだ結論に至っていないのが実情です。
【片頭痛はこうして起こる26】
片頭痛での血管収縮や拡張は、血液中の物質によるものではなく、脳の働きに
関係して起こるとする考え方もあります。これが片頭痛の「神経説」です。
大脳には、血管を拡げたり収縮させたりする働きをもつ自律神経の中枢があります。
この自律神経が何らかの事情によって以上をきたすと、異常な命令を発生し、
血管の拡張が生じるというのです。
【片頭痛はこうして起こる25】
セロトニンは痛みが神経を伝わるときの調整役のような働きもしています。
セロトニンは通常は痛みが適当な範囲に治まるようように調整していますが、
セロトニンの分泌に異常が生じると、血管の神経を過敏にし、
この痛みのレベルが増幅され、わずかな痛みであっても強く感じてしまうことになるのです。
片頭痛のあの「ズキンズキン」とした激しい痛みは、そんなセロトニンの働きからも生じるのでしょう。
片頭痛の発作中bにしばしば吐き気や嘔吐を催すのは、セロトニンによって血管の周りにある
嘔吐中枢が刺激されるからだと考えられます。
【片頭痛はこうして起こる24】
セロトニンは、血液の血小板の中に含まれている活性物質で、動脈を適当に引き締めて
収縮させる働きがあります。
このセロトニンが、何らかの原因で血小板から大量に放出されると、血管の収縮が起こります。
この時、血管収縮によって脳の血流が減少するため、閃輝暗点などの全長が起こるのです。
その後、血管収縮を引き起こしたセロトニンは、代謝(体内での処理)されて急激に減少し、
血管の収縮効果が消え失せてしまいます。すると今度は血管が急激に拡張し、
片頭痛が引き起こされるというわけです。
これを片頭痛の「血管説」と呼びます。
【片頭痛はこうして起こる23】
片頭痛は、頭部内外の血管の収縮に続く拡張によって起こると考えられています。
血管が拡張すると、その周囲の神経が刺激を受けて、頭痛が生じます。
血管の収縮と拡張に関連しているのが、セロトニンという物質なのです。
【片頭痛はこうして起こる22】
月経時の片頭痛には、エストロゲン製剤やダナゾール(子宮内膜症の治療薬)などの薬が使われます。
しかし、このような女性に特有な頭痛の場合には、薬の使い方も特殊なので、婦人科で充分相談して
治療を受けることをお勧めします。
そのほか、月経前後や月経中に片頭痛発作が集中して起こる場合には、
この期間に合わせて予防薬などを飲んでおくことをお勧めします。
【片頭痛はこうして起こる21】
妊娠中や閉経後になると片頭痛の発作が起こらなくなりますが、これは月経に伴って
エストロゲンの急激な変化が無くなり、ホルモンが安定するためだと説明されます。
さらに、女性の片頭痛の発作は、初潮を迎えたころから始まることが多いことも知られています。
また、エストロゲンを含んでいる経口避妊薬(ピル)が片頭痛を誘発することもあります。
【片頭痛はこうして起こる⑳】
女性の頭痛の約60%が月経と関連性があるとされ、多くは月経の前後に起こっています。
また約15%の頭痛は、月経の間だけに起こるともいわれています。
このように月経周期に伴う頭痛の発生は、エストロゲンが急激に減少することによると
考えられています。
【片頭痛はこうして起こる⑲】
一般的に頭痛は女性に多く、とくに片頭痛は思春期以降の女性に圧倒的に多くみられますが、
片頭痛には女性ホルモンが密接に関係していると考えられています。
女性にはホルモンの周期があり、エストロゲン(卵胞ホルモン)やプロゲステロン(黄体ホルモン)といった
性ホルモンの量が、排卵や月経時に大きく変化します。
このようなホルモンの変化が頭痛に関係しているのです。
【片頭痛はこうして起こる⑱】
光や騒音なども誘因の一つとなります。
外出時には、騒音、換気の悪い場所、香水の強いにおい、厚さ、乾燥、日光など、
頭痛を引き起こす多くの誘因にさらされます。
雑踏や騒音の激しいところ、換気が悪いところなどは避けるようにし、光の刺激で
頭痛を起こしやすい人は、サングラスを携帯するようにして
これらの刺激にさらされないようにしましょう。
【片頭痛はこうして起こる⑰】
片頭痛は、安静にすることで軽減するので、痛みを感じたときには横になり、
ひと眠りすることは有効ですが、睡眠をとりすぎると再び激しい頭痛に
さらされることもあるので、ぐれぐれも寝すぎないようにしましょう。
【片頭痛はこうして起こる⑯】
一般的に睡眠不足だと頭が痛くなるものですが、
片頭痛は睡眠のとりすぎで起こることが多いようです。
昼寝などをしたあとに頭が痛くなるという人は、
寝すぎないように注意しましょう。
さらに、忙しい平日の睡眠不足を補うような、休日の「寝だめ」も
発症のきっかけになります。
【片頭痛はこうして起こる⑮】
片頭痛は、血管の収縮に引き続き、血管が拡張することによってその周囲の神経が
刺激を受けて引き起こされます。
日頃から気分転換に努めるなど、ストレスをためないことが大切です。
【片頭痛はこうして起こる⑭】
ストレスは片頭痛の大きな誘因となります。
片頭痛は忙しい仕事から解放された週末などに起こりがちです。
一気に緊張がゆるんだり、ストレスから解放されたりすると、頭の内外の血管が拡張し、
片頭痛が発生するのです。ストレスを受け続けいているときは件間が緊張しているために
片頭痛は起こりませんが、ストレスから解放されると血管が緩み、
片頭痛が起こるのです。
【片頭痛はこうして起こる⑬】
片頭痛は予兆があっても、前兆なしに頭痛が始まる場合もあれば、
予兆はなくて前兆から頭痛が始まる場合など、様々なパターンが報告されています。
片頭痛の誘因は多岐にわたり、ストレス、ホルモンの変化などが引き金となって
起こると考えられています。
【片頭痛はこうして起こる⑫】
全長は片頭痛発作の直前に見られます。前兆として最も多いのが、
視覚障害の「閃輝暗点」です。
たとえば、本を読んでいるときに視界にチカチカとした光(閃輝)が現れ、
まぶしいギザギザの線になって拡大し、元のところが見えなくなる(暗転)というものです。
このような前兆が起こっているときには頭痛はありませんが、
全長が終わると激しい頭痛に襲われます。
【片頭痛はこうして起こる⑪】
片頭痛の起こる数時間前から1~2日前に現れる体調の変化が予兆です。
情緒不安定、うつ状態、生あくび、食欲変化、身体のむくみ、めまいなどがみられます。
また、言葉が出にくくなったり、手足の動きが悪くなったり、つまづきやすくなったりといった
症状などを自覚することもあります。
【片頭痛はこうして起こる⑩】
片頭痛の発作が起こる前に、なんらかの前ぶれがあることがあります。
これらの前ぶれを把握しておくと、対策が立てやすくなりますが、
片頭痛の人すべてにこれらの前触れがあるはなく、
だいたい2割程度だと言われています。
【片頭痛はこうして起こる⑨】
入浴の時に浴槽にしっかりとかって全身を温めると、血管が拡張しますので、片頭痛の発作期間中は
シャワーだけで済ますのが得策です。
片頭痛は日常生活に支障をきたすほどつらいものですが、
痛みが治まると、普段と全く変わらない状態に戻るため、
痛みを感じたときの対処法を知っておくことが重要です。
【片頭痛はこうして起こる⑧】
片頭痛の場合、温めると痛みが増し、冷やすと痛みが和らぎます。
片頭痛が起こったら、痛みの激しい部位を、市販されている化学保冷剤などで冷やしましょう。
血管が縮まって痛みが和らぎ、炎症が静まります。
【片頭痛はこうして起こる⑦】
片頭痛は、階段の上り下りなど日常的な動作をしただけで痛みが増大したり、
音や光に対して過敏になったりするので、大きな音やまぶしさを感じるようなところでは、
頭痛がいっそうひどくなる特徴があります。
片頭痛の発作が起こったら、暗くて静かなとことでじっと体を休めているのが
望ましいと言えます。
【片頭痛はこうして起こる⑥】
片頭痛発作は、緊張性頭痛のように毎日起こるのではなく、月に1~2回、多いときで週に2~3回、
発作的に起こります。
一度痛みが起こると数時間から3日間ほど続き、
その間は仕事が手につかず、しばしば嘔吐を伴い、ひどいと寝込まずにはいられなくなります。
但し、嘔吐したり、じゅうぶんな睡眠をとったりすることで多少痛みは軽くなります。
痛みの頻度は緊張性頭痛よりも少ないものの、痛みのレベルは片頭痛の方が強く、
我慢できないほどの痛みを訴える人も少なくありません。
【片頭痛はこうして起こる⑤】
片頭痛は、脳血管が拡張することによって血管の周囲に炎症がおこることで
引き起こされます。この脳血管の拡張には、セロトニンが関与していると考えられます。
セロトニンは脳血管を収縮させる作用を持ちますが、
収縮した反動によって起こった脳血管の拡張が、
片頭痛発生の原因であるとされています。
【片頭痛はこうして起こる④】
原因はわかっていませんが、片頭痛を起こしやすい体質は遺伝する傾向があります。
父親よりも母親の影響が強く、母親が片頭痛持ちだった場合、
娘では70%に、息子だと30%に片頭痛がみられるとす報告もあります。
【片頭痛はこうして起こる③】
片頭痛は、脈打つような激しい痛み(拍動性という)が起こりますが、
この痛みがひどくなってピークに達すると拍動性がなくなり、
持続的な痛みへと変化していきます。
一般的に思春期から更年期にかけて発生しますが、圧倒的に女性に多く、
発症率は男性の4倍にも上ります。最も発症率が高いのは30代の女性で、
30代以上の女性の2割が片頭痛だと言われています。
また出産をきっかけに片頭痛を発症することもあります。
【片頭痛はこうして起こる②】
片頭痛はその名の通り、頭部の片側のこめかみから目のあたりに痛みを生じますが、
いつも右だけとか左だけといった痛み方をする人は少なく、
ある時は右、またある時は左との痛みが生じます。
あるいは、痛みが両側のこめかみや後頭部に生じることも見受けられます。
【片頭痛はこうして起こる①】
片頭痛は、機能性頭痛のなかでも、緊張型頭痛に次いで多くみられます。
「ズキンズキン」「ガンガン」といった強い痛みに襲われ、
吐き気なども伴う、大変つらい頭痛です。また、痛みが始まる前に、
何らかの前兆があるのが一般的です。
【緊張型頭痛の家庭療法6】
ショウガのほかにも血行を改善する働きのあるものとしては、ゴマ、アーモンド、
ピーナッツ、納豆、豆腐などを積極的にメニューに取り入れるようにしましょう。
また、マグネシウムを多く含む食品も、緊張型頭痛の予防と改善に有効です。
昆布、ヒジキ、青のりなどの海藻類のほか、ピーナッツなどのナッツ類も
比較的マグネシウムが多いことで知られています。
EPAやDHAは背の青い魚(イワシ、酒、マグロなど)に豊富に含まれています。
【緊張型頭痛の家庭療法5】
体を温める民間療法としてよく知られているショウガ湯なども
頭痛や肩こりの予防に有効です。
ショウガに含まれてるジンゲロールやジンギンベレンは保温作用にすぐれ、
健康促進効果が期待できます。
夜寝る前に飲むと全身の血行がよくなり、筋肉のコリと痛みをほぐします。
【緊張型頭痛の家庭療法4】
緊張型頭痛に悩む人は、ストレスを解消し、上手にリラックスすることが第一です。
適量のアルコールを利用することで血管を拡張させ、血行を促進することができます。
さらに酸っぱいものをとると疲れが取れるといいますが、酢に含まれるクエン酸が、
筋肉中の疲労物質である乳酸の燃焼を促進させ、疲労回復効果をもたらします。
梅干しを一日一個食べることを習慣づけたり、酢を使った料理をメニューに積極的に
取り入れるといいでしょう。
【緊張型頭痛の家庭療法3】
温熱法の他の方法としては、蒸しタオルなどを後頭部や首筋に当てる
ホットパックなども、緊張型頭痛による痛みを和らげます。
さらに、使い捨てカイロや蒸しタオルで背中の肩甲骨の下あたりを温めると、
肩から首筋にかけてのこわばりを解消することができます。
【緊張型頭痛の家庭療法2】
入浴は緊張型頭痛の緩和に有効です。
全身を肩まで熱い湯につかるより、肩こりを和らげるにはみぞおちから
下だけを38℃程度のぬるま湯に20分程度つかる「半身浴」や、
腰から下だけをつかる「腰浴」、また40℃くらいの少し熱めの湯に
足首までを付ける「足浴」などが有効です。
【緊張型頭痛の家庭療法1】
緊張型頭痛では、入浴などで体を温め、血液循環をよくすることで、
痛みを軽減することができます。また、肩こり対策には
運動不足を解消したり、肩の筋肉をつけることも有効です。
肩こりに良いとされる水泳やダンベル体操、散歩などの適度な運動を生活に
取り入れることも緊張型頭痛の予防と解消には必要です。
【緊張型頭痛の薬物療法9】
マグネシウムは筋肉の柔軟性を保ち、EPA(エイコサペタエン酸)やDHA(ドコサヘキサエン酸)には
血栓(血液の塊)を予防し血液循環を促す働きがあります。
これらはサプリメントで効率的に摂取出来ます。
【緊張型頭痛の薬物療法8】
薬物療法と並行して血行促進作用のある健康食品など、サプリメントを利用することで
緊張性頭痛を緩和することができます。
血行促進作用が高いビタミンとしては、ビタミンEやC、B2などがあげられます。
また、筋肉疲労を解消するビタミンB6やB12も有効です。
ビタミンB群とEが複合されたサプリメントも市販されていますので、試してみるといいでしょう。
【緊張型頭痛の薬物療法7】
湿布薬には、一般に筋肉の痛みや炎症を和らげる消炎鎮痛成分と、
血管を広げて血行を改善する温感刺激成分が含まれています。
様々な湿布薬のなかでも、緊張性頭痛の場合には、
インドメタシンなどの非ステロイド性消炎鎮痛薬が含有された張り薬が有効です。
【緊張型頭痛の薬物療法6】
緊張性頭痛の治療に大事なのは、なんといっても筋肉の緊張やこわばりを
取り去ることです。
そこで、血液循環を促して緊張を和らげる漢方薬を利用することも効果的です。
直接肩こりを解消するためには、湿布薬や塗り薬など市販の外用薬も効果的です。
【緊張型頭痛の薬物療法5】
病院で処方される筋弛緩薬としては、ミオナール、テルネリンなどがあります。
また、精神的ストレスが原因であることがはっきりわかっている緊張性頭痛には、
一般的に抗不安薬や抗うつ薬が使われます。
抗不安薬には、脳の異常な興奮を抑え、精神の安定をもたらす作用があります。
逆に、抗うつ薬は脳の活動を高める作用があり、睡眠や抑うつにも関係しているセロトニン
という物質の働きを正常化します。
【緊張型頭痛の薬物療法4】
緊張性頭痛の治療薬として、医師がしばしば使用するのが筋弛緩薬です。
緊張してかたくなっている筋肉を和らげる効果が期待できます。
脊髄には、筋肉が緊張すると反射的にそれを和らげようとする「反射回路」があり、
本楽は、それにより筋肉の緊張と弛緩のバランスをとっています。
しかしストレスでこのバランスが悪くなると、筋肉がかたくなって、肩こりが生じるのです。
筋弛緩薬は、この反射経路に働きかけて、緊張と弛緩のバランスを調節する機能を改善させ、
かたくなった筋肉を和らげます。
【緊張型頭痛の薬物療法3】
緊張性頭痛で内科などを受診すると、一般的には、セデスG、サリドン、バファリン、ロキソニン
などが処方されます。これらは非ステロイド性消炎鎮痛薬と呼ばれるものです。
鎮痛薬は痛みが伝わる経路に働きかけ、痛みの伝導を遮断して、痛みをやわらげ、後頭部の緊張した
筋肉の炎症を抑制して鎮痛効果をもたらすと考えられます。
【緊張型頭痛の薬物療法2】
市販の鎮痛薬は、ピリン系のもの、アスピリン(アセチルサリチル酸)や、
イブプロフェンなどのような非ピリン系のものがあります。
ピリン系のサリドンなどに含まれているイソプロピルアンチピリンなどの有効成分は、
高い鎮痛作用をもたらします。
一方、非ピリン系のものには、アスピリン、エテンザミド、アセトアミノフェンなどの
有効成分が含まれています。
また、イブプロフェンは、痛み物質であるプロスタグランジンに働きかけ、
痛みを抑える働きがあります。
【緊張型頭痛の薬物療法1】
緊張型頭痛は毎日起こるため、子の痛みにな薬患者さんは
通院のきっかけがつかめずに、市販の鎮痛薬などで手っ取り早く痛みをしのいでいる人が
多いものです。
緊張型頭痛に用いられる薬には、鎮痛薬、筋弛緩薬、抗不安薬、抗うつ薬などがあります。
このうち、鎮痛薬は市販されていますが、筋弛緩薬、抗不安薬、抗うつ薬は
病院を受診して医師の処方と指示に従って服用することになります。
【緊張型頭痛はこうして起こる36】
緊張性頭痛と片頭痛が併発するタイプは、治療は難しくなりますが、
まず血液循環を良くして日々の緊張性頭痛をできるだけ改善し、
緊張性頭痛の痛みのレベルを下げることからはじめるのが適切です。
その後片頭痛の治療に切り替えるなど患者さんの痛みの特徴に応じて
さまざまな工夫が必要となります。
【緊張型頭痛はこうして起こる35】
片頭痛と緊張性頭痛の併発に悩む患者様は、片頭痛の苦しさから逃れるために、
ついつい市販の鎮痛剤を多く飲んでしまいがちです。
この鎮痛剤の連用は慢性連日性頭痛を招き、頭痛をいっそうこじらせることになりますので、
このような場合、医師に相談し、まずは片頭痛に特化した内服薬を処方してもらう必要があります。
市販の鎮痛薬では片頭痛をコントロールすることは難しく、まずはそこを理解する必要があります。
【緊張型頭痛はこうして起こる34】
なぜ二つの頭痛が合併するのかというと、緊張性頭痛の原因であるストレスが
片頭痛を招くので、筋肉の緊張から血流不足になると、
それを補うために血管が拡張し片頭痛になるとの考え方です。
もともとあった緊張性頭痛に加え、痛みのストレスの増加によって
さらに痛みが複雑化してしまったということができます。
【緊張型頭痛はこうして起こる33】
緊張性頭痛と片頭痛が合併した症状の現れ方としては、両者が交互に起こったり、
片頭痛が緊張性頭痛に移行していったり、様々なケースがあります。
そういったことから、緊張性頭痛と片頭痛の間には、ある共通点があると考えられています。
【緊張型頭痛はこうして起こる32】
実は、緊張性頭痛と片頭痛が合併した頭痛に悩む人は多いのです。
このような頭痛を、事前の頭痛分類では「混合性頭痛」と呼んでいましたが、
新しい国際分類ではその名称は取り除かれ、別々の頭痛が合併したととらえるようになりました。
【緊張型頭痛はこうして起こる31】
慢性頭痛の患者さんの多くは、「自分の頭痛は緊張性頭痛のようでもあるし、片頭痛のようでもあるし、
どちらなのかわからない」と訴える人が多く、このような患者さんに症状を尋ねると、
「締め付けられるような痛みが継続し、ときどきズキズキと激しい痛みに襲われる」
というのです。
つまり、緊張性頭痛と片頭痛が合併した状態の方もいるということです。
【緊張型頭痛はこうして起こる30】
一般に多くみられる頭痛としては、緊張性頭痛のほかに片頭痛があります。
緊張性頭痛の痛みは比較的軽く、頭全体が締め付けられるような痛みであるのに対し、
片頭痛の痛みはズキンズキンと脈を打つように激しく痛むのが特徴です。
【緊張型頭痛はこうして起こる29】
一般的に、心臓の病気があると左肩の周囲や左腕の内側が痛むといわれており、
特に、胸痛を伴なう場合には心筋梗塞(心臓の血管が詰まる病気)などが疑われます。
また、左肩にコリがあるときには膵臓や胃腸の病気が潜んでいる可能性があります。
一方、右肩のコリでは胆嚢炎や胆石症など胆嚢の病気が疑われます。
慢性の肩こりに伴ってこれらの病気がないかどうか
チェックすることも大切です。
【緊張型頭痛はこうして起こる28】
肩こりの多くの場合、筋肉の緊張からくるもので、姿勢や生活習慣を改善すれば比較的簡単に
解消することができます。
しかし、中には肩こりに何らかの病気が潜んでいることがあるので注意が必要です。
「肩こりと共に激しい胸の痛みがある」「みおぞちや肋骨の下から背中にかけて痛む」
「胸に痛みがあって咳をするとさらにひどく痛む」などの症状がある場合は、
重い内臓疾患(内臓の病気)の可能性もあるので、早急に医療機関で検査を受ける必要があります。
【緊張型頭痛はこうして起こる27】
頭部をぶつけて頭蓋内に出血を起こし、血種(内出血によってできた血液の瘤)が生じると
非常に危険です。急性のものと慢性のもがありますが、
頭をぶつけて数日後に、頭痛と共に意識障害などがあったら、早急に脳神経外科を
受診しなければなりません。
【緊張型頭痛はこうして起こる26】
むち打ち症をきっかけに、必要以上に不安を感じて情緒不安定になったり、
耳鳴りやめまいなどの症状を伴なったりすることもあります。
このような頭痛への過度のとらわれや被害者意識、抑うつなどの精神的に不安定な状態が、
外傷後の緊張型頭痛を悪化させ、治療を困難にさせるのです。
【緊張型頭痛はこうして起こる25】
外傷によって生じる頭痛の例として、むち打ち症(外傷性頸部症候群)があげられます。
大したことはないと思って安静を守らなかったりすると、しばしば頑固な肩こりや
頭痛が長期間にわたって持続し、治療も難しくなります。
【緊張型頭痛はこうして起こる24】
緊張型頭痛の原因となる肩こりは、外傷によって生じることもあります。
原因はスポーツ外傷や労働災害、車の事故などさまざまで、
「ちょっと頭を打った程度」の外傷でも、
後頭部から首筋にかけて鈍痛が現れ、頸部が張って首がまわらないような感じになることが
よくあります。
【緊張型頭痛はこうして起こる23】
精神的ストレスから緊張型頭痛が引き起こされる過程では、
交感神経の過度の緊張も原因となっています。
ストレス反応では、脳が刺激を受けて、自律神経のうちの交感神経を興奮させます。
ちなみに、自律神経には体を緊張させて活動性を高める交感神経と、
体を休息に導く副交感神経がありますが、持続的なストレスによりこの交感神経が
過度の緊張をきたします。
すると、血管が収縮して血流が悪くなり、筋肉にこりが生じます。
そして頭頚部の筋肉にコリが生じ、頭痛が発生するのです。
【緊張型頭痛はこうして起こる22】
性格には個人差がありますが、特に、神経質、几帳面、心配性、完璧主義などを「頭痛性格」と呼び、
頭痛の発生と密接に関連すると考えられています。
性格と同様、痛みの感じ方にも個人差がありますが、
一般的に、以上のような性格の人は、痛み刺激に敏感な傾向があります。
痛みを深刻にとらえがちで、痛みに弱い体質と言い換えることもできます。
【緊張型頭痛はこうして起こる21】
緊張型頭痛の大きな原因は肩こりですが、肩こりであっても頭痛のない人や、
肩こりが無いのにひどい頭痛の人もいます。
また、同じストレス環境にありながら、頭痛が起こる人もいれば、
頭痛とは無縁の人もいるのです。
これには患者さんの性格と密接にかかわっています。
すなわち、精神的な緊張を受けやすく、ストレスを感じやすいリラックスが苦手な性格
であるかどうかです。
また、周囲と適応しにくかったり、物事を深刻にとらえがちだったり、
なんでも悪く解釈したりするような人もストレスをためやすいといえるでしょう。
【緊張型頭痛はこうして起こる20】
パソコンの画面を見上げるような位置にあると、涙の蒸発を促して眼精疲労を引き起こします。
やや見下ろすような位置に設置したり、こまめに目薬を使うなどして、
涙の不足を補いましょう。さらに、合わないメガネやコンタクトレンズが眼精疲労を招いて
緊張型頭痛の原因となっていることがあります。
定期的に視力検査をうけて、自分に合ったメガネやコンタクトレンズを使うようにしましょう。
【緊張型頭痛はこうして起こる19】
対策としては、画面を凝視しないでときどき目を閉じて休んだり、
作業の合間に軽いストレッチ運動を行ったりすることが有効です。
10時間もぶっ通しで画面を見続けたりしていると、
目の表面が渇いてカスミ、やがて眼の表面に痛みを感じ、
そのうち目の奥から後頭部にかけて頭痛が起こります。
30分おきに目を閉じたりして休憩をとるように心がけることが大切です。
【緊張型頭痛はこうして起こる18】
日常的にパソコンを長時間扱う人に良くみられるテクノストレスが原因の緊張型頭痛も
増えています。これはパソコンの画面を長時間見続けたり、画面上の大量の細かい文字を注視
したりすることによって、肩こりを生じて起こります。
仕事上パソコンを用いている人には避けられない頭痛で、
眼精疲労や仕事中の猫背、運動不足、ストレスなどが複雑に絡み合っています。
【緊張型頭痛はこうして起こる17】
頭重負荷指数は、頭囲と頸囲と頸部の長さから算出する数値で、
この数値が一定以上だと、毎日のように緊張型頭痛が起こるとされています。
また、女性は男性よりもこの数値が大きく、体型上も首の負担が大きいといえます。
肩こりが起こりやすいペコちゃん体型の日本人に、
緊張型頭痛を訴える人が多いのはこのようなことからも理解できます。
【緊張型頭痛はこうして起こる16】
頭の大きさと首への負担の関係を示す数値を、頭重負荷指数(頭痛指数)と言えます。
これは、頸部の単位面積あたりにかかる頭の重さの度合いを示すもので、
この数値が大きいほど頭痛が起こりやすいとされています。
この数値を知れば自分が体型の割に頭が大きいかどうか、
つまり肩こりを起こしやすいかどうかがわかります。
【緊張型頭痛はこうして起こる15】
私たちの頭は意外と重く、約5㎏以上の重さがあります。
その頭を細い首で支えているのですから、その負担はかなりのものです。
実は、この「頭でっかちで首が細く、なで肩」の日本人特有の体型、
つまり「不二家のペコちゃん」のような体型が肩こりの大きな原因となっているのです。
【緊張型頭痛はこうして起こる14】
枕の柔らかさの目安は、硬すぎても柔らかすぎてもいけません。
素材としては羽毛がよく、枕の高さが変わりにくいそばがらはあまりお勧めできません。
【緊張型頭痛はこうして起こる13】
枕の高さは、仰向けに寝たときに首からお尻にかけての背骨のラインが、
横から見て全体として緩やかなS字カーブを描いている高さのものが最適です。
首に負担を掛けない枕としておすすめなのは、頭から肩まできちんとカバーするできるだけ
大きめの枕です。ふつう、ヒトは一晩に20回ぐらい寝返りを打つといわれますが、
寝返りをして横を向いた時に頭が枕から落ちてしまわないよう、肩までがのる枕がベストなのです。
枕の五奥行きが40~50センチ以上、幅が60~70センチ以上が望ましいでしょう。
【緊張型頭痛はこうして起こる12】
寝るときの枕の高さが原因で頭痛を起こしている場合があります。
枕が高すぎても低すぎても首の筋肉が無理に引き伸ばされ、
負担がかかります。
肩こりの解消には適正な高さの枕を選び、出来るだけまっすぐの姿勢で寝るのが有効です。
【緊張型頭痛はこうして起こる11】
肩は、両腕を吊り上げる働きをしています。
腕を机の上や肘かでにのせていれが、肩から首にかけての筋肉は
安静状態になりますが、腕を下げっぱなしだと相当ハードな仕事をしていることと
同じ負荷がかかることになります。
このような状態が続くと、筋肉の血流が低下し、筋肉が収縮して肩こりが起こります。
高めの机やひじ掛け付きの椅子を使うなどの工夫をしましょう。
【緊張型頭痛はこうして起こる10】
正しい姿勢とは、上体をまっすぐにして立った時、地面に対して垂直な身体の軸からやや上を
向いた姿勢(20°顎を上げる)がもっとも安定感があるとされています。
つまり首の衝撃を柔らかく受け止める、負担のない姿勢を言います。
この角度を生活のあらゆる場面で心がけることで首の負担を解消し、
頭痛を予防することができます。具体的には、正座した時に意識しないでとっている
顎の角度を保つことです。
【緊張型頭痛はこうして起こる9】
頭痛を感じる時、不自然な姿勢が原因かもしれないと思い当たったときには、
姿勢を正すように心がけましょう。
そして、長時間同じ姿勢でいないようにして、筋肉が緊張するのを避けるようにしましょう。
理想的には、頭の上に本を乗せても落ちないような姿勢をとることです。
うつむき姿勢は首に大きな負担をかけるので注意してください。
【緊張型頭痛はこうして起こる8】
肩こりと言っても、実際は肩の部分がこるのではなく、首の後ろ側の筋肉が張って痛みを生じる
ことが一般的です。つまり、首の後ろ側の筋肉が緊張して収縮し、
コリを感じている状態が、肩がこっている状態のことなのです。
この肩こりに連鎖して、後頭部に生じた痛みは、目の奥や側頭部に放散していき、
緊張型頭痛を引き起こすというわけです。
【緊張型頭痛はこうして起こる7】
緊張型頭痛の大半は、肩こりが原因です。
長時間OA機器を扱ったり、いつもうつむきの姿勢をとったりしていると、
肩こりを起こしやすくなります。
緊張型頭痛の痛みは、大抵後頭部から首筋にかけて起こります。
ここには、僧帽筋などの後頭部の筋肉が幾層にも存在します。
一般に、首の後ろ側の筋肉が緊張して十分な血液が脳へ行き届かないと、
筋肉の部分ではコリを感じ、靭帯と頭蓋骨の付着部では痛みを感じます。
【緊張型頭痛はこうして起こる6】
次に挙げた項目は緊張型頭痛の特徴です。
該当する項目が多ければ緊張型頭痛が疑われます。
・頭痛が始まった時期がはっきりしない
・後頭部から首筋にかけて、また両側の前頭部や側頭部が痛む
・ほとんど毎日起こり、多くは夕方に痛みが強まる
・肩こりや目の痛みなどを伴なう
・吐き気を伴なったり、夜中に痛みで目を覚ますということはない
・首を急に回すとめまいを感じることがある
・後頭部を温めたり入浴することで痛みが和らぐ
・飲酒によって痛みが和らぐ
・激痛ではなく頭重感や鈍痛が長時間続く
・ストレッチや散歩など軽い運動をすると痛みが和らぐ
【緊張型頭痛はこうして起こる5】
この緊張型頭痛がおこっているときには、時として、疲れ目や倦怠感といったその他の症状が
現れます。そのほか身体がふわりと浮くようなめまいが起こることもよくあります。
これは、頭や首を支える筋肉が収縮するため、頭の位置が正確に
脳に伝わらないために起こるものです。
緊張型頭痛の根本解決のためには、姿勢を正して肩こりを解消することと、
精神的ストレスを取り除いてリラックスすつことがポイントとなります。
【緊張型頭痛はこうして起こる4】
緊張性頭痛は天候によって影響をうけることも少なくなく、多くの人は曇りの日や雨の日になると
頭痛が強くなると訴えます。
緊張性頭痛を持つ人の中には、翌日天気が悪くなるのを確実に当てることもあります。
これは、気圧の変化が脳に関わる血管の収縮に影響するといわれています。
【緊張型頭痛はこうして起こる3】
筋肉が緊張して血流が悪くなると、筋肉内に乳酸やカリウム、あるいはブラジキニンといった
痛みの原因となる物質が増加します。
そして、これらが刺激となって交感神経(外部の刺激に無意識に反応して身を守る神経)の緊張をもたらし、
頭部や頸部の筋肉を収縮させ、更に血行を悪化させるのです。
この結果、鉢巻きで締め付けられるような頭痛が
長時間にわたって続くわけです。
【緊張型頭痛はこうして起こる2】
緊張型頭痛のほとんどが、肩こりを伴ないます。精神的ストレスや不自然な姿勢で後頭部から
首筋にかけての筋肉が緊張し、血流が悪くなることが原因です。
何かのきっかけである日突然始まり、痛みの程度はそれほど深刻ではないものの、
鎮痛剤にも個人によって相性があり、効きにくいこともあるので、
鎮痛剤の連用によりさらに頭痛を悪化させることもあります。
【緊張型頭痛はこうして起こる1】
緊張型頭痛は、慢性的に起こる頭痛の中でも日本人にもっとも多くみられるもので、
後頭部から首筋にかけて締め付けられるような痛みを起こすのが特徴です。
また、こめかみを万力で締め上げられたような痛みを自覚することもあり、
だらだらとした痛みが連日長時間続くのでやっかいです。
中高年の男女ともにみられますが、やや女性に多い傾向があります。
【体調の変化や環境から起こる頭痛15】
片頭痛や群発頭痛のある人がこれらを服用すると、更に頭痛の症状があっかすることがあり、
注意を必要とします。高血圧治療薬であるレセルピンは、セロトニンを減少させて
血管性頭痛を誘発します。
このほか、経口避妊薬のピルを服用することによって、頭痛が生じることがあります。
ピルに含まれる女性ホルモン(エストロゲン)によって頭痛が誘発されるのです。
【体調の変化や環境から起こる頭痛14】
血管拡張作用のある薬物を服用することによって、頭痛が引き起こされることがあります。
これは、狭心症(心臓の血管が狭くなって胸痛を伴なう病気)発作の特効薬である
ニトログリセリン(亜硝酸塩)、高血圧治療薬であるカルシウム拮抗薬やペルサンチン
などがあげられます。
【体調の変化や環境から起こる頭痛13】
天気予報で低気圧が近づくと、決まって頭痛を起こすという人がいますが、
気圧だけではなく、前日と比べて気圧や湿度が低く、貴オウンさが大きい場合、
頭痛が起こりやすいとの報告があります。
片頭痛の発作は春先に起こりやすとよく言われますが、
これは気温が上昇し、これに伴って頭皮の血管が拡張することによると考えられます。
これらは、身体がその状態に慣れてくることによって自然に警戒します。
【体調の変化や環境から起こる頭痛12】
飛行機が着陸のため下降すると、頭痛を起こすことがあります。
これは、副鼻腔(鼻腔の奥にある空洞)と外界との通路がふさがってしまったために、
空気が膨張し、副鼻腔が晴れることによって起こります。
【体調の変化や環境から起こる頭痛11】
有害な化学物質の吸入によって起こる頭痛もあります。
シックハウス症候群と呼ばれるものは、住居の建材に用いられるホルマリンが
気化して発生するホルムアルデヒドをはじめ、塗料に含まれるトルエンやキシレン、
壁紙の防燃剤、畳の防カビ剤、接着剤などの有害化学物質が原因となります。
このような場合も、血液中に有害物質の濃度が高まることによって脳血管の拡張を引き起こし、
頭痛が起こります。
【体調の変化や環境から起こる頭痛10】
車の排気ガスを吸入した場合や都市ガスの漏れなどによって、一酸化炭素中毒が発生すると、
頭痛が起こります。血中の一酸化炭素濃度が高くなるにつれて頭痛が強くなり、
やがて意識を失います。生命にかかわる危険な頭痛ですので、
締め切った部屋などで石油ストーブを焚いたりする場合は、こまめに空気を入れ替えるようにしましょう。
酸素の欠乏によって頭痛が起こった場合は、新鮮な酸素を吸入することで脳血管の拡張が軽減し、
頭痛は軽快します。
【体調の変化や環境から起こる頭痛9】
睡眠中にじゅうぶんな呼吸ができないため、血液中の酸素の濃度が低下して二酸化炭素の
濃度が上昇し、脳血管の拡張を引き起こして頭痛が起こるのです。
就寝前の飲酒や過労、太りすぎなどに注意すればこのようなことは防げます。
【体調の変化や環境から起こる頭痛8】
いびきをかく人で、起床時に頭痛を感じるという人は、睡眠時に無呼吸になっていることが
考えられます。
睡眠時無呼吸症候群とは、文字通り睡眠中に呼吸が止まってしまう病気で、
上気道(鼻から喉にかけての空気の通り道)にある舌根(舌の付け根)や
軟口蓋(上あごの奥の柔らかい部分)などの筋肉が、
睡眠による緊張の低下で弛緩し、上気道をふさいで窒息状態を起こすことによって発生します。
【体調の変化や環境から起こる頭痛7】
人込みや締め切った部屋の中など、歓喜の悪い場所などで頭痛を覚えることがあります。
これは、空気中の酸素が欠乏して血液中の二酸化炭素が増加し、
脳の血管が拡張することによって起こります。
また、高山病など、標高の高い山に登った時などに起こる頭痛も、
同様の仕組みで引き起こされます。
【体調の変化や環境から起こる頭痛6】
高血圧=頭痛という図式は思い込みによるものか、または逆にもともと頭痛があるため、
その不安から一時的に血圧が高くなってしまったと考えるほうが妥当でしょう。
とはいえ、収縮期血圧が200㍉を超える場合、頭痛が起こることは事実です。
高血圧に頭痛を伴なう病気には、原発性アルドステロン症、褐色細胞腫などがあります。
【体調の変化や環境から起こる頭痛5】
一般的に、血圧が高くなると頭痛が起こると考えられているようですが、果たしてそうでしょうか?
確かに、血圧が高くなると頭重感やのぼせ感を自覚することがありますが、必ずしも
頭痛を起こすわけではありません。
スチュワートという医学者の報告によれば、高血圧であることを自覚している患者さんと
そうでない患者さんとでは、自覚していない患者さんが頭痛を訴えることは極めて
少なかったということです。
【体調の変化や環境から起こる頭痛4】
また、頭痛は更年期障害の代表的な症状でもあります。
この場合、エストロゲン(卵胞ホルモン)が減少することが原因と考えられています。
ホルモン補充療法でエストロゲンを補うほか、漢方薬で用いられる甘草(カンゾウの根)などを
摂取すると効果的です。
【体調の変化や環境から起こる頭痛3】
女性ホルモンは、女性の健康にかかせないものですが、その一方で頭痛の誘発にも
関与しています。
慢性的な頭痛を持つ女性が、妊娠中だけ頭痛が軽快したり起こりにくくなったり、
あるいは出産後には妊娠前よりもさらに頭痛がひどくなってしまうケースもあります。
このようなことが起こるのは、女性ホルモンのうちのプロゲステロン(黄体ホルモン)の増減が
脳の血管に作用するからだと考えられています。
【体調の変化や環境から起こる頭痛2】
セロトニンは、生物活性アミンと呼ばれる脳内物質の一つで、
血管を収縮させる働きを持っています。
また、精神状態を活発にし、鎮痛作用、鎮静作用をもたらします。
セロトニンが不足すると、痛みを感じやすくなり、些細なことで不安を感じたり、
鬱状態に陥ったりします。
セロトニンは脳の松果体でメラトニンという睡眠を促す物質に変化します。
【体調の変化や環境から起こる頭痛1】
人間関係のトラブルなどのストレスが、頭痛を引き起こすことがあります。
ストレスがあると血小板(血液の構成成分)が凝縮しやすくなり、
凝集した血小板から遊離したセロトニンという物質が、片頭痛を引き起こすのです。
【頭痛を誘発するその他の食品2】
血管作動性アミンは、交感神経の終末からカテコールアミンという物質を放出させ、これによって
外頸動脈(頭皮などに分布する太い動脈)が収縮し、その反動で脳血管の拡張を起こします。
また、チラミンはセロトニンの放出を活性化させることが確認されており、
これによって頭痛が生じます。
さらに、柑橘類などに含まれるオクトパミンという物質は、交感神経の終末で
カテコールアミンに置き換わるため、脳血管を拡張させ頭痛を引き起こします。
【頭痛を誘発するその他の食品1】
頭痛を引き起こす原因となる食品には様々なものがあります。
特に片頭痛や群発頭痛などの血管性頭痛を引き起こすものとして、チーズやチョコレート、
柑橘類がよく知られています。チーズに多く含まれるチラミン、
チョコレートのβーフェニルチラミンなど、血管作動性アミンが
発痛を引き起こす原因物質とされています。
また、卵や豚肉、バナナやキャベツ、アボカドなどが誘発するとの説もあります。
【カフェイン禁断性の頭痛3】
カフェインはコーヒーのほか、緑茶やコーラ、ココア、総合感冒薬、消炎鎮痛約、
乗り物酔いの予防薬、栄養ドリンク剤などにも多く含まれているため、
現代人は知らず知らずのうちにカフェインを大量摂取しがちです。
出来るだけカフェインレスのものを選ぶように心がけ、体内にカフェインをためないように
することも頭痛の予防となります。
【カフェイン禁断性の頭痛2】
コーヒーを1日に5杯飲むような人(コーヒー1杯当たりのカフェインは100~180㎎)が、
コーヒーを中断したことによって頭痛を感じることがあります。
このような頭痛は、カフェインを1日に500㎎以上、月に15g以上接種している場合に起こります。
これは大量に摂取し続けていたカフェインを急に中断したことによるリバウンドで、
脳血管が拡張することに起因します。
最後にコーヒーを飲んでから24時間後に発生しますが、
100㎎のカフェインを摂取することでこの頭痛は軽快します。
【カフェイン禁断性の頭痛1】
コーヒーに含まれるカフェインには、血管収縮作用があるため、二日酔いによる頭痛や片頭痛、
群発頭痛など、血管の拡張が原因で起こる血管性頭痛の治療に用いられる場合があります。
これはカフェインが直接的に脳血管を収縮させる機能に加え、血管性頭痛の治療薬である
エルゴタミンの効果を増強し、中高生分の吸収を促進させる作用を持つからです。
【アルコールからおこる頭痛6】
ほんの少量飲酒しただけでも真っ赤になって頭痛を起こす人がいますが、
この場合は、アルコール分解酵素が先天的に欠乏していることによります。
このような体質の人は東洋人に多く、
全体の30~45%の人に見られます。
【アルコールからおこる頭痛5】
いわゆる二日酔いから起こる頭痛は、アルコールが体内で分解される時に生じるアセトアルデヒドや
酢酸で起こります。
血中のアルコール濃度が高ければ高いほど、頭痛の原因物質も増えるため、痛みも増幅されます。
二日酔いになるほど大量のアルコールを摂取しないように注意することはいうまでもありませんが、
仏海洋になってしまったら、鎮痛剤の服用と水分摂取、それに加えて血管収縮作用のある
カフェインを含むコーヒーなどを飲むことです。
【アルコールからおこる頭痛4】
アルコール由来の頭痛とは逆に、緊張型頭痛など筋肉のコリが原因である頭痛に対しては、
適量のアルコールが筋肉を弛緩させて頭痛を和らげることもあります。
参考文献:頭痛撃退マニュアル 森本昌宏著
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